若葉会動物病院
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アレルギーと言われて皆さんはどのようなものを思い浮かべますか?

人間だったら花粉症やアトピー、アレルギー性の喘息などがよく知られていると思います。


アレルギーには必ず原因物質(花粉症であれば花粉)が存在し、この原因物質が身体に取り込まれることでアレルギーが起きます。

花粉症やアトピーといった名前はそのアレルギーの原因物質と取り込まれ方、症状、症状の現れる部位などによって付けられています。



<動物のアレルギー>


ワンちゃんネコちゃんのアレルギーで飼い主さんに
覚えていて欲しいものは三つあります。(*1)


一つ目はワクチンなどを打った時ごく希に現れるアレルギーです。

特に打ってから2-30分以内に起こるアレルギー(アナフィラキシーショック)は命に関わることもあるほど危険なものです。


二つ目は食べ物などが原因で、下痢・嘔吐等を起こすアレルギーです。

食べ物が原因で起こるアレルギーのことを食物アレルギーと言います。

この食物アレルギーは皮膚に症状が出るものと消化器(胃・腸)に症状が出るものがあります。

ややこしいのですが二つ目は食事アレルギーの内、胃腸に症状が出る(嘔吐・下痢)ものと考えてください(図1)。


三つ目が皮膚にかゆみや赤み、脱毛をもたらす皮膚アレルギーです。

皮膚アレルギーは、食事が原因のもの(食事アレルギー)と周りの環境中の物質が原因のもの(アトピー性皮膚炎)の二つに分かれます。


動物のアレルギーにおいて、なにが原因物質なのかを探ることはとても難しいことです。

これはその子その子で原因物質が異なることと、原因物質になり得る候補がとても多いことが理由です。



アレルギー2
                     食事が原因なら食物アレルギー、皮膚症状が出たら皮膚アレルギー。


<食物アレルギー>


食物アレルギーは人のそばアレルギー、小麦アレルギーなどを想像すると分かりやすいと思います。

ワンちゃんネコちゃんがいつも食べているご飯やおやつの中に、ほんの少しでも原因物質があるとアレルギーが起こります。

この原因物質の特定には血液検査や、除去食によって行うものがあります。

除去食というのは、主な原材料が絞られている食事のことです。

様々な除去食があるのですが、例えばじゃがいもと鮭を主原材料として作っている除去食があります。

これを食べていてアレルギーがでなければ、そのコはじゃがいもと鮭は食べても大丈夫ということになります。

軽度なうちは食事を除去食やアレルギー用のフードのみに変えることで収まることも多いです。

ただし、除去食でアレルギーに対して効果が現れるには早くても一ヶ月程度かかります。


<アトピー性皮膚炎>


アトピー性皮膚炎では原因物質は花粉やダニの死骸、カビの胞子などです。

これらの物質が風に運ばれて動物の皮膚につき、皮膚に弱い部分があればそこから取り込まれます。

アトピー性皮膚炎も原因物質を断つことが改善の第一歩です。

原因物質である花粉やダニ、カビなどほこりが飛んでこないようエアコンのフィルターなどのお掃除をしたり、

皮膚や毛についたほこり(原因物質)を洗い流したり、さらには皮膚のバリア機能の弱い部分を補修してあげることで良くなることもあります。



(*1) ここで述べている3つの分け方は説明のために勝手に分類したものです。
学術的なアレルギーの分類(クームス分類)に従えば、これら3つはどれもT型(一部W型)アレルギーに分類されます。

 













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